乳頭縮小

「妊娠や授乳後に、乳頭の形や大きさが変わってしまった」

そんなデリケートなお悩みに寄り添うのが、乳頭の機能をしっかりと保ちながら、サイズや形を整える「乳頭縮小術」です。

乳頭縮小術に精通した経験豊富な専門医が、カウンセリングの段階から親身になって寄り添い、丁寧にサポートします。

乳頭縮小術とは

乳頭縮小術とは

乳頭縮小術(乳頭形成術)とは、乳頭の大きさや長さ、形状を自然なバランスに整え、授乳などの機能を温存する施術です。

授乳や加齢に伴うホルモン変化の影響により、乳頭が体型に合わないサイズや左右非対称になってしまう方も少なくありません。

乳頭に関してコンプレックスを持つ方々に対して、自然で美しいバストラインを手に入れられるようサポートするのが乳頭縮小術の主な目的です。

こんな方におすすめ

  • 左右で乳頭の大きさや高さが異なるのを整えたい
  • 乳輪に対して乳頭が大きすぎてコンプレックスがある
  • 授乳後に乳頭が伸び、見た目が変わってしまった

乳頭縮小術の特徴

乳頭縮小術の特徴

乳頭縮小術では、乳頭の高さや直径、左右差などを患者さまのお悩みに沿って細かくデザインします。

患者さまとデザインを確認したうえで、自然な仕上がりになるよう施術を行います。

【乳頭縮小術のポイント】

  • 乳頭を縦に短くする、乳輪と合うようにサイズを小さくするなどの細かい調整が可能
  • 乳頭の付け根など、傷跡が目立ちにくい場所からアプローチ
  • 患者さまのご要望や体型に合わせ、美しく見えるボディバランスをデザイン
  • 授乳機能を保つため、乳管や感覚神経を保護しながら乳頭を整形(乳管温存するかはカウンセリングによって決まります)

施術では、局所麻酔を用いて痛みを最小限に抑えながら、余分な皮膚や組織を切除し、自然な見た目の乳頭になるよう整えていきます。

乳頭縮小術の流れ

STEP1

カウンセリングと診察(乳頭の形状やバストとのバランスを確認)

STEP2

デザインの決定(鏡で見ながら、理想の形・高さ・左右バランスを相談の上で決定)

STEP3

施術の事前準備(施術部位にデザインをマーキングし、局所麻酔で痛みを抑制)

STEP4

施術(余分な乳頭組織を切除し、自然なバランスに調整。その後、傷口を丁寧に縫合)

STEP5

アフターケアとご帰宅(日帰り手術可能)

ダウンタイム

乳頭縮小術は、局所麻酔を使用して行う施術であり、身体への負担は比較的少ない施術です。そのため、基本的に日帰りで行えるケースが多いです。

ただし、術後には一時的な腫れや痛みなどが見られることもあり、医師から案内する安静期間やアフターケアをお守りいただくようお願いします。

症状ダウンタイムから回復する目安
軽度の腫れ・内出血・術後1〜3日がピーク
・1週間程度での改善傾向
軽度の痛み・ヒリヒリ感・数日間は鎮痛薬でコントロール可能
・1〜2週間での改善傾向
つっぱり感・違和感・1週間前後での改善傾向
・稀に2〜3週間続くこともあり
傷跡の赤み・1〜2ヶ月程度で徐々に目立たなくなっていく
入浴・運動・下着の制限・締めつけの強いブラは1〜2週間程度控える
・激しい運動や性交渉は術後4週間程度控える

※患者さまの体質や生活習慣によって個人差があります。

日常生活の制限

乳頭は摩擦や刺激に敏感な部位です。術後1ヶ月程度は、患部の圧迫や強い接触を避けて、縫合部の安定と清潔保持に気を遣いましょう。

内容目安期間
シャワー翌日から可能
洗浄・保湿ケア術後3〜5日後から可能(医師の指示に従って軟膏を使用)
下着の着用術後3〜5日後からワイヤーなしブラ・ガーゼパッド推奨(術直後はブラなし or 保護ガーゼのみ)
飲酒・喫煙1週間程度は控える(血行促進により腫れ・内出血リスクが増加)
入浴(湯船)・温泉1週間程度は控える(感染・傷のふやけ予防)
軽い運動(散歩など)術後2〜3日以降から可能(患部への負荷がない場合)
激しい運動・胸部への圧迫運動(筋トレ・ヨガなど)術後2〜4週間は控える
性交渉・乳頭への刺激術後4〜6週間は控える(傷の開き・刺激による出血や炎症予防)
うつ伏せ寝術後1週間は控える(圧迫による出血・縫合への負担防止)

乳頭縮小術の料金プラン

当院の乳頭縮小術は、以下の施術メニューと料金でご案内しています。

乳頭縮小乳管温存なし¥250,000
乳管温存あり¥350,000

乳頭縮小術でよくあるご質問

乳頭縮小術について、患者さまから寄せられることの多いご質問とその回答をまとめました。

手術後の痛みは強いですか?

術後に軽度の痛みが出ることがありますが、通常は鎮痛薬の服用で十分に緩和されます。

乳頭縮小術では局所麻酔を使用するため、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。術後、ヒリヒリとした違和感や軽度の痛みが生じることがありますが、数日以内に治まる場合が多く、鎮痛薬で対応可能です。

乳頭縮小術に保険は適用されますか?

美容目的での施術は保険適用外となり、自由診療扱いです。

乳頭の見た目改善を目的とした乳頭縮小術は、医療的治療とは明確に区別され、保険適用外となります。

ただし、先天的な奇形や乳頭の病変により医師が医療的治療と判断した場合、保険適用となるケースもあります。

乳頭縮小術は何歳から何歳まで受けられますか?

原則として18歳以上の健康な方であれば、年齢の上限なくご相談いただけます。

高齢の方でも、全身の状態や既往歴に問題がなければ施術を受けていただけます。未成年の方に関しては、保護者の同意が必要です。

傷跡は目立ちますか?また、ケロイドになる可能性はありますか?

乳頭は傷跡が目立ちにくい部位ですが、体質によっては瘢痕やケロイドの可能性があります。

乳頭は皮膚の伸縮性が高く、色素もあるため、術後の傷跡は比較的目立ちにくい傾向があります。当院では、術後の傷口ができる限り目立たないよう、繊細な縫合を心がけております。

ただし、患者さまの体質によっては、傷跡が盛り上がる「肥厚性瘢痕」や「ケロイド」が起こることもあります。その場合、必要に応じて外用薬の処方や医師による経過管理を行いますので、お気軽にご相談ください。

一度乳頭縮小術を受けた後、再手術は可能ですか?

状況によっては再手術も可能ですが、慎重な判断が必要です。

一度手術を行った乳頭には、瘢痕(固くなった組織)が残るため、再手術には慎重な判断が求められます。

特に、過度な切除や血流障害を伴う処置は、乳頭壊死などの合併症リスクが高まる可能性があります。 もし再手術をご希望の際には、十分なカウンセリングと診察を行い、安全性を最優先に検討させていただきます。